秋田県秋田市のアンチエイジング実践医院 松浦医院 : 誕生日

秋田県秋田市アンチエイジング実践医院 松浦医院
   

誕生日

一休禅師の「正月や 冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」、こじつけていうならば「誕生日 冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」と ふと浮かんで来ましたが、今日誕生日を迎えられたことは一時にしても大いに感謝を持って喜びに値する日なのだと思います。人生の四苦に生が入っており、生まれること自体が選ばれた命であり、生きる辛さはあるにしても感謝で過去を振り返るようになっている。

更にこれからの日に何かあるかもしれないものの今日の日は、やはり掛替えのない日に違いない。誕生日ありがとう。

 


人生は月の満ちて欠け、新月から満月へ姿を変えるのに、例えられる感じがする。月は周期が定まっているが、人生は不定期に動いているところが異なる。昨暮から2月まで親しい方達との訣別が多く、「生きる」という題名を掲げながら、つくづくと「死」を考えてしまった。果たして私は自分の死線をしっかりと見据えているのであろうかと。

彼岸へと旅だった方達の年齢も事情も異なってはいるものの、何か共通点があった。
意識がハッキリしていて、去られる前に「そんな事を云っていたの?」「こんなことをしてくれて、あれが挨拶だったかもしれない」というような準備言動があった。《振り返れば、きちんとした御挨拶を何気なくなされて逝かれた方達》との御別れであった。遺影は穏やかにほほ笑み、悲しく御焼香をしている私達を暖かく包んでいるような印象さえ与えていた。自分の心身のエネルギーが燃え尽きるまで真摯に生き抜いた結果を表した遺影であったと悟った。「生」と「死」は一見全く反対のように思えますが、命の始まりが「生」、終りが「死」であっても、尊厳からみれば生死は同じ重みを持っています。問題は「生」から「死」までの各々の辿る軌跡、与えられた道を歩む時の縁と受容が、辿る軌跡を彩ると思いませんか。

バンクーバーオリンピックが開催され、井上玲奈選手の父が肺がんで亡くなられ、玲奈選手もまた辛い治療を受けながら、肺がんと闘っていた。「フィギアに専心しているうちに肺の陰影は消えていた」という放映に感銘を覚えた。フィギアへの情熱が「がん」を消した、「がん」というストレスを薄め、上を目指しての練習が「がん」をどこかへ押し放ってしまったのではないかと勝手な想像(御本人に確認していないので)をしてしまいました。今の医学では未だ「がん」は、すぐさま死を感じさせる病気ではあります。

しかしながら克服出来る病気でもあるのです。怨憎会苦は八苦の一つで「恨み悩んでいる者に合う苦しみ」、この場合「者」ですから「人」を指しているようですが、言葉を変えて「物」ならば「恨み悩んでいる{がん}に合う苦しみ」になるかもしれません。怨憎会苦の心の苦しみから脱することが出来、ストレスをユーストレス(有益なストレス)に変え得た時、「がん」に侵されたあなたの心身は良い流れに乗って恢復を速めるのではないでしょうか。与えられた命は最後まで大事にしたいものです。

超高濃度ビタミンC点滴療法は確かに体調を良くして、抗がん剤・放射線照射から受ける副作用の辛さをも和らげてくれます。日常の生活の質の向上(QOL)に役だっております。患者様自身がおっしゃいます「点滴を受けた後は体調が良い」と。私自身とても疲れた時にVC+マイヤーズカクテルの点滴療法を受けておりますが、疲れの回復の仕方が違うように感じます。もっとも私自身遺伝子レベルでの「がん」の抑制遺伝子の破壊と発現があり、治療をしました。何故遺伝子レベルでの治療かと申しますと「抗ガン剤使用と放射線照射を受けたくなかった」のと病気で「入院するのはもう嫌」という医療現場の人らしくない勝手な理由によるものではありますが、また一方大抵の方達は同じ考えではないでしょうか。現在治療後の結果待ちで楽しみにしております。当初、遺伝子的治療と点滴療法の併用を望んでおりましたので、時間的関係から少ない回数ではありますが超高濃度ビタミンC点滴療法のみに限らず、状態をみてマイヤーズカクテル併用療法を受けております。私は点滴中ぐっすり眠ってしまいますので、水分の補給が出来なくなり、後でとても口中の乾燥感があります。従って、一般的注意にありますように点滴中は忘れずに水分の補給を行うべきでしょう。

患者様の中でビタミンC100gの超高濃度点滴療法に拘る方がおられました。ビタミンCの血中濃度からみますとオーバーな量なのですが出入量のバランスをとると調和が保たれ、見違えるほど元気な笑顔に変わってきました。「知人から褒められた」とにっこりと笑いました。患者様の要望を聞き入れ、こんな風にサポート出来るのは喜びです。

「がん」と診断され、摘出(除)術が完全であったように見えても、遠隔転移若しくは多臓器がんが隠れていることもあり油断出来ない。「がん」の病理的診断による種類によっても命への危険度が異なることはよく知られている。精神的逼迫は大きなストレスとなり、抗酸化力や免疫力を低下させてしまう。

 



「がん」罹患の苦悩から離脱し、恢復への希望へと転換できたとき、不利益なストレスは有益なストレス(ユーストレス)に変換されます。今のあなたの呼吸状態を確認して下さい。鼻・口・肺の上部だけの浅い呼吸でため息を吐いておりませんか。女性は平均して肺呼吸が多く、男性は肺と腹部の呼吸が入るようです。しかし、不利益ストレスの状態になると普通の呼吸さえ出来なくなり、ごく浅い呼吸になっている方が多いようです。背筋を伸ばし、少しずつ腹部までの深い呼吸をゆっくりと出来るようになると良い結果が生まれて参ります。丹田呼吸(臍と肛門を繋ぐ線上の1/2~1/3位置まで吸い込み、吐く呼吸です)をやってみましょう。最初難しくても次第に出来るようになって参ります。上手に行うことが出来るようになると嫌なことを忘れ、安らかな瞑想状態にはいることが出来ます。それが出来ないならば、あなたは未だ不利益ストレス状態と言えます。判断の目安にもなります。これは「がん」の患者様のみならず、受験生にも有効で心療内科を訪ねて下さる受験生に実行して戴いている手段の一つなのです。日常生活の中で構えることなく自然にこの呼吸法が出来る男女は平穏な魂を保っているように見えます。今日の話は《言うに易しく、行い難し》ですが、私が求めたいものの一つです。
 

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