選挙前後
戦国時代を思い出させる衆・参議院の様といったら怒られるでしょうか。国全体を守るような演説ではありますが、個々の主張に止まり、未来の国・国民の幸せを見詰めての内容ではない。差し当たって当選すればよい雰囲気を感じている人達は多いと思われる。巷では参議院は不要であり、税金の無駄使いではないの?という意見も結構聞かれる。千人いれば千人の意見はあるものの、同じ党内でさえ意見の述べ合い・討論で結論を出すのではなく、権力闘争のような印象を与えるのは、さすが拙いのではないでしょうかという意見もある。遠くを見詰めれば、その過程において犠牲もあるとは云え、最小限の犠牲であって欲しいと願う。秋田は典型的田舎で農業は大事である。食の質の重要が問われ、栄養の正しい在り方を考慮した農政であって欲しい。田植え時に低温で心配されたイネは緑濃く伸びている。将軍野中学校は選挙の第56 番投票所である。この生徒達が力強く、のびのびと育つ環境であってほしい。一人一人の住民には夫々の思いや願いがある。無駄なく誠実に政務が実行されますように。

バスに乗っても簡潔な文のニュースが流れる時代になった。ボーとしたいと思いつつ、何気なく動く字を読んでいる。「厚労省 孤独死・・・」。研究会では「少子化と高齢化により2050年には3人に一人は老人、・・・健康寿命の必要性」を説かれる。寝込む原因には様々ありますが、その一つに今や癌も挙げられている。罹患率は低くはない。癌・生活習慣病・その他疾病に限らず老化の原因も親から子への遺伝子によるものを1とすれば、生まれて是までの環境・栄養・運動・生活の仕方・ストレスとの関わり方などの割合が3という結果が各分野での研究から明らかにされつつある。
親の素質で癌になることもあるが、その3倍の割合で《自己の越し方の責任がある》と考えたことはおありでしょうか。《「がん」を始め他の病気も親や祖父母から受け継ぐ遺伝子との関係は密接とはいえ、自分自身が求め、歩む日頃の心身の生活習慣の在り方は重要で「病」に影響している。とすれば、「がん」になっても家系だからと諦めるのではなく、これまでの在り方を考え、闘病の姿勢を自ら正すこと》より、健康を確保する、もしくは「病(がんを含む)」を恢復へと転換することになるでしょう。人は健康と病気とその狭間を揺れ動き、心身のバランスをとりながら生きております。あなたの命の舵取りはあなた自身の腕次第なのです。そして「がん」の場合も「がん」医療に関心のある医師との巡り合い、治療の選択、生きる切望と同時に心のゆとりが好ましい条件と言えます。
皆は思っています。「ぴんぴんコロ」でありたいと。しかし現実には長寿社会になればなるほど「ぴんぴんコロ」の人達より、介護を受けなければならない人達の比率が高くなってきており、戦後の核家族制度、更に少子化、高齢化社会の亢進と若人の減少による社会を支える若人の経済的負担と介護負担の増加が問われるようになった。こうなって初めて、危機感がより強く叫ばれるようになったが、実はこのことは数十年前の頃から見識者の中では予測された問題であった。それが現実化したに過ぎない。同様に癌患者の増加も予測されたコースであったのが明るみになったに過ぎない。《遠く慮る政治の重要さと貢献できる個々の健康寿命に対する医学の研鑚と実践の重要さ》に思いを馳せてしまう。1+1=2という決まった計算で解決出来る命であれば楽なものですが、基本方式はあっても100人居れば100人の治療式が存在する。しかも医療そのものが日進月歩で今日良いものが明日は否定されるかもしれない《ゆれ》を持っております。従って、あなたにとって最も良いと思われた治療選択は今日はもっとも良い選択であって、明日は訂正しなければいけないのかもしれない方法に変わるかもしれません。それを見極める医師に相談して治療を受けましょう。あなたに合った現段階での最高の治療方法を選択しましょう。
さて、今に生きる私は「がん」におかされて悩む方達に遠く慮ることよりも、現在までに確立された医療の範囲内で最上の医療を心がける必要に迫られながら診療に携わっております。
「がん」=「死」を連想させる病名故に患者はストレスの多い立場にも置かれてしまう。
「がん」になられた方は意識がしっかりしておられる場合が多いので、失礼ながら「この方、少し、痴呆の方が楽かも知れない」と思わされる方に遭遇させられたりしますが、その考え方は間違っています。「しっかりした意識で、《より良い生の方向と歩む道》を探しましょう」。難儀ではあっても安らかさを失わずに前進しましょう。{「がん」という診断だから苦悩する}のは止めましょう。ここまで生きて過ごしてくるまでに、愉しいことばかりではなく、{死ぬほど苦しいと思いつつも頑張り乗り越えた}ことはありませんでしたか。乗り越えた問題の一つと考えてみましょう。
心身には考え次第で{火事場のバカ力}が発揮される底力があって、普段は気付いていない能力がいざという時に湧きだしたりします。納得出来るように、あなたの眠れる心身の隠れた力を呼び起こしてみませんか。
昔「がん」で亡くなられた先輩は胃癌でした。唇が転移癌のために腫れ、思うように食事がとれず唯見ているだけでしたが、奥様は料理の上手な方でしたので御膳には病院食の他に必ず手作りの料理が用意されていました。「松浦さんよ、人生ゴカイだな」とつくづくおっしゃるので、私は「人生は誤解?五戒?」の意味かなと耳を傾けましたら、確かな思いの中で考え続けておられたらしく、「人生五快だ、快眠・快食・快段・快欲・快便だよ」、恐らく「がん」を病むことによって《五快》を一つずつ失った先輩の述懐だったのでしょう。《五快》から遮断された状態になって、つくづくと人生を邂逅なさった御様子でした。あれから「がん」に対する検査も治療も大いに進歩している現代、「人生の五快」をあなたから離さないように、そしてグレードアップさせた心のやすらぎを求めながら恢復のために邁進しましょう。
病気は胎児から、或は0歳のスタート点から始まっていても、気付いた時からの心の是正は可能なのです。「がん」の存在を忘れながらの自分に適合した加療は大切なのです。怯えず、バランスの良い栄養食を摂り、なるべく運動を加えて(可能ならば中等度・有酸素運動)病人らしくなく過ごしてみましょう。例え「がん」になっても+αの運動は必要です。ただし、極度の貧血・アルブミン値の低下している方やドクターストップの方は別です。
病身に生まれ、入院生活が多く、両親の手厚い介護のもとに育った私は予想以上の長生きをしてしまいました。運動好きにも拘わらず、全身性の筋肉の病気をしてからは多量のプレドニンの服用で骨折も重なり歩行さえ困難になってしまいました。副腎皮質ホルモンは重大な働きをしておりますが、多量に投与された薬剤には副作用を伴います。ムーンフェイス(顔が満月のようになる)・食欲の増加・肥満・易骨折・・・数々あります。今も維持量として5mgを服用し続けております。しかも遺伝子の検査では肥満・糖尿病・高脂血症・多臓器癌遺伝子を持っております。プレドニン服用後体重は15kg増えたまま、素質と食事の質と運動不足の所為と理屈では解っています。なるべく入院と介護される月日を少なくしたいと思い、遺伝子的に発育し始めた多臓器癌の治療を約1年続けました。治療後検査は完全消失ではありませんでした。治癒させるための再挑戦計画を検討中です。異常肥満を少しでも解消しなければなりません。それは心・循環器に対してのみならず、癌の発育にも都合の良い環境を提供しているからなのです。差しあたって3kgは減量しました。3kg の減量は簡単です。これからが問題なのです。運動を伴わないと歪(いびつ)な減量となってしまうからです。《下半身筋肉の廃用委縮ストップ、過剰な脂肪沈着を減らす》はアンチエイジングの考え方では健康寿命の基盤の一つなのです。即ち生活習慣病予防対策の方程式は「がん」細胞の成長を遅延させる方程式でもあるのです。日々の継続的な努力をしなければなりません。身体には+αの運動を、精神の不安に対するーαと生きる励みの+αを対談と実践で提供しているのは《そうしなければならない》という内からの超的誘いがあるからなのです。

